Hommage a TOKIO KUMAGAI

パリをデザインの拠点とし、東京コレクションで発表を続けたファッションデザイナーの軌跡をたどります

2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

2つの展覧会(文中一部敬称略)

Googleで情報収集中に、2つの興味深い展覧会を見つけたので紹介します。 海外美術館サイトを紹介した折にpowerhouse museumのデジタルアーカイブで見ることのできるTOKIO KUMAGAÏの靴に少し触れました。 こちらには日本のサブカルチャーに関心の高いキュレー…

hommeコレクションカタログ5 87―88秋冬

ご本人はモデル時代があまりお好きでないご様子ですが、スタイリストの野口強氏がカタログ(ランウェイにも)に参加しておいでです。 表紙1 style 1 ロング丈のPコート:ダブルフロント、タートルニット、ニーソックス、トレッキング風ショートブーツ、キャッ…

femmeコレクションカタログ1 87春夏

HOMME DE NUITと同時にメンズラインと同時に、少しずつ、femmeの服のラインもは既にパリで発表されていたようですが日本ではこのシーズンから本格的に始まりましたったと思われます。登喜夫さんご本人によっては3シーズンしかデザインされなかったコレクショ…

hommeコレクションカタログ4 87春夏

私がオンタイムでTOKIO KUMAGAÏの服を知ったのは、このコレクションからです。当時、雑誌『宝島』『POPEYE』ではポストパンクとでもいうべき“オデコ靴(John Mooresのベロ付プレーントゥや安全靴のつま先の革をカットしてわざと中のメタルを見せるような、ち…

hommeコレクションカタログ3 86―87秋冬

表紙1 style1 ファー使いのロシア帽、ファー付の襟・キルティング使いのレザーハーフコート 表紙2 TOKIO KUMAGAÏ homme/COLLECTION AUTOMNE-HIVER 1986-1987 P.1 style 2 ラペルに飾りボタンがついたスペンサージャケット:シングルフロント、シャツ、ドッ…

hommeコレクションカタログ2 86春夏

表紙1 style1 リボン使いのシャツ 表紙2 TOKIO KUMAGAÏ homme/COLLECTION PRINTEMPS-ÉTÉ 1986 P.1 style 2 ヒョウ柄生地のマオカラージャケット、ストライプとドットを組み合わせた生地のパンツ、メッシュレザーのサンダル P.2 style 3 メタルボタンを使っ…

TOKIO KUMAGAÏ MINUTEの先見性

85-86秋冬コレクションで既に発表されていた、靴と服以外のクリエイションが腕時計です。 現在では(ファッション)ブランドがテイストを保った同名義の時計をブティックで販売(cabane de zuccaはその成功例の一つですね)したり、セレクトショップなどがオリジ…

hommeコレクションカタログ1 85―86秋冬

初めてのコレクションカタログです。Peter Lindberghがスーパーモデルを被写体にした写真でブレイクする前に登喜夫さん(とComme des Garçons)は彼を指名していました。表紙1 style 1-a, 1-b, 1-c ダブルのスーツ、シャツ、ドット模様のタイ、タイと共布のポ…

ロゴとショッピングバッグ/お薦め図録のご紹介

買物した商品を入れるショッピングバッグも素敵でした。モノトーンの大理石プリントのマット紙に黒のロマン書体でTOKIO KUMAGAÏと入っているデザイン。黒の幅広コットンリボンを持ち手に用いていて、紙袋にもこだわりがあったと思います。靴箱も同じデザイン…

入手可能な資料と海外美術館サイトリンク

2008年の段階で登喜夫さん、TOKIO KUMAGAÏブランドのアイテムを見る事ができる書籍が無いかどうか調べてみました (amazonや取り寄せで購入できるものに限ります)。図書館などでご覧になってはいかがでしょうか? (以下一部敬称略) ☆『ファッション』京都服飾…

登喜夫さん・その周辺(随時改訂予定)

良いタイトルが浮かびませんが、登喜夫さんとトキオブランドに関わっておいでの方々を図にまとめました (2008年1月現在、私が存じ上げる範囲―現在もクリエーションを続けている方、Web検索でお名前がヒットする方々です) 。 現在(および過去)ブランドを展開…