Hommage a TOKIO KUMAGAI

パリをデザインの拠点とし、東京コレクションで発表を続けたファッションデザイナーの軌跡をたどります

2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『ハイファッション』1987年2月号 No. 154

登喜夫さんの時計のスペシャルヴァージョンがありました。 ***** Event ファッショナブルなゴールド・ジュエリーを提案する、 第3回ジャパン・ゴールドジュエリー・フェア JAPAN GOLD JEWELLY FAIR ゴールドが一段とおしゃれになってきた。ファッション…

『ハイファッション』1987年3月号 No.155 (五・終)

自由になりたいという本能が、ほんとうの豊かな時代をつくる。 小池 都市が平均化していく、という現象が今あるでしょう。とても日本的な特徴だと思う。はっきりわかるのは、ブチックなんです。ブチックデザインの類型化というのを考えてみると、ビルのこと…

『ハイファッション』1987年3月号 No.155 (四)

伝統はいいものだけど、それぞれのとらえ方で新しいものを持ち込むエネルギーが若い人に欲しい。 熊谷 パリもそうだし、こっちもそうなんだけど、ある時期から、他の人と一緒の洋服を着ちゃいけない、洋服も一つの自己表現の方法であるという考え方が出てき…

『ハイファッション』1987年3月号 No.155 (三)

男も女も年齢にとらわれず、年齢を固定しないことで、逆に美しくなる。 三宅 これからみんな長いこと生きていくわけですよ。それに対して、お年寄りファッションを作ったらどうか、じゃなくて、人間が生きていくことはどういうことなのかという部分を、これ…

『ハイファッション』1987年3月号 No.155 (二)

さまざまな地方、さまざまな人間の、さまざまな違いを認めたい。 熊谷 ヨーロッパで今出てきている、リージョナリズム(regionalism = 地方主義)という発想はおもしろいと思う。つまり、地方性をどうするかという問題ね。これはファッション界だけではない…

『ハイファッション』1987年3月号 No.155 (一)

夢のようなメンバーで実現した、この対談。未来を鋭く予見するデザイナーの視点にはただただ驚くばかりです。そして彼らの見た理想と、現在のギャップにも、今を生きる私たちには顧みることが多いのではないかと思います。一章ずつご紹介していきます。 **…

『ハイファッション』1985年 Fashion Impact

TOKIO KUMAGAIのシューズ・アート。 熊谷登喜夫が初めて靴をデザインしたのは10年前。フィオルッチのための金と銀のバスケットシューズで大ヒットした。’80年からオリジナルブランドでパリで売っているTOKIOの靴は、やっぱり前衛的だが、形はシンプルでベー…