Hommage a TOKIO KUMAGAI

パリをデザインの拠点とし、東京コレクションで発表を続けたファッションデザイナーの軌跡をたどります

2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

Hysteric Glamourと登喜夫さんの意外な関係

Hysteric Glamourといえば知らない人はいない、アメリカンカルチャーをベースにしたストリートファッションを提案する屈指の東京ブランドですが、そのデザイナー北村信彦氏が、イタリアの雑誌PIG Magazine2006年6月号(No.42)のインタビューの中で登喜夫さん…

ヴィンテージのワンピースとハイヒール

前項・かつてのTOKIO KUMAGAÏパリ本店からすぐ、ヴィンテージクローズを扱うfr/jpでTOKIO KUMAGAÏのワンピースとハイヒールをみつけました。 ノースリーブのかぶりワンピースは畝があり黒のシャンブレー織りのようなコットンジャージー製でウエストにゴムが…

パリのブティック本店

1981年2月にオープン、1991年1月15日の閉店までトキオブランドをパリで扱う本店だったのが2区、52 rue Croix-des-Petits-Champsのブティックです。ヴィクトワール広場のKENZOブティックの角を曲がってすぐです。現在KENZOのデザイナを務めるAntonio Marras氏…

代官山のブティック本店

『男子専科 dansen』10.1985 No.259 Dansen Hot Line ’85より原文 ☆ いま刺激を与えるトキオ・クマガイのショップがリフレッシュ・オープン 今まさに注目のデザイナー、トキオ、クマガイ、彼のすばらしいコレクションでメンズファッション界も新しい刺激でい…

コレクションテーマから

TOKIO by DOMONブランドについての情報を新たに得たことで、登喜夫さんの服と靴の関連が少し見えてきたような気がします。 別表にまとめてみました(靴に関する情報はドイツ皮革工芸美術館の回顧展カタログより、TOKIO KUMAGAÏ服の箇所はnamourOKによります)…

質問状/探しています

登喜夫さんのクリエイションのごく後期にしか接せなかった私の関心事の一つは、存命中どのような評価を得ていたのか、現在「伝説の」という枕詞がついているのは誇張なのか妥当なのか、です。 大それたことですが、登喜夫さんのクリエイションに関わっておいで…

『男子専科 dansen』10.1985 No.259 スタイル社 

☆ デザイナーのいるシーン/熊谷登喜夫 文:梅津実 カメラ:光野伸二 この秋のためにスティービー・ワンダーが自ら選んだ服は、トキオのブルゾンだった。天才アーティストの指は、感触だけで、その感性でも見抜いてしまったに違いない。 熊谷登喜夫のことを…

『男子専科 dansen』11.1983 No.236 スタイル社 その4ブランド・ス

☆ ブランド・ストーリー(namourOK注/前項履歴書と一部重複箇所あります) デザイン賞で獲得したパリ行きの航空券手に、フランスに渡って13年。初めてのパリの美しさに魅せられ、パリでの生活のために仕事を探したのが、デザイナー熊谷登喜夫の第一歩だった。 …