2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧
日本にもどってきています。実家の本棚に保管している雑誌などの中からいくつかご紹介しようと思います。 ’87春夏はアジアアフリカのコロニアル風な雰囲気と『「ベニスに死す」を想い起こさせる』(カッコ内誌上より引用)スタイルでしたが、ランウェイの演出…
'87-'88AWコレクションテーマの柱の一つ、アシンメトリーの濃紺ウールギャバジンジャケットです。向かって右身頃がピークトラペル(剣襟)シングル合わせ、左襟がノッチラペル(菱襟)ダブル合わせになっています。裾の落ち具合が1/14でご紹介したシャツとなんと…
目の覚めるような深紅の光沢のある生地で仕立てたジレです。色合いと立ち上がりをつけた胸元がなんとなく中国風な雰囲気です。確か『BRUTUS STYLE BOOK』で毛皮の襟巻きと一緒にコーディネートされていました。 ☆ Gilet en cramoisi Avec sa couleur et son …
西洋フォーマル風のストライプ素材を袴っぽく仕立てた横ジッパーのパンツです。縦にたくさんダーツがとってある、いわゆるボンタンパンツ。裾は絞ってあって、歩くとダイナミックな布の動きが印象的です。譲っていただいた時には真っ赤なノーカラーロングジ…
この濃紺ウールサージのハイウエストパンツはコルセットの様にウエストラインを強調し、腰から下はタックをとったフィット&フレアのシルエットです。靴が引き立つようにでしょうか、裾しぼりになっています。バックスタイルがとても凝っています。 ☆ Pantal…
一見アルマーニ風のスタンドカラー比翼仕立てシャツですが、前の合わせがゆったりと弧を描いています。前身頃中心にはなんと大きなポケットがあるのです。このシャツもテキスタイルに細かな刺し子を施した和風のテイストです。 ☆ Chemise avec truc En appar…
アシンメトリーのパジャマ風シャツです。カッティングはシンメトリーなのですが、ボタンをバイアスに付けることで留めた時に思いもよらぬ美しいシルエットが生まれるのです。体が泳ぐくらい布を贅沢に使っているので、裾がハンカチーフヘムのようにすとんと…
最近日本のクリエイションではあまり目にしませんが、'80年代のイタカジ、DCブームの頃、大人っぽいイメージのブランドはこぞってノーカラー/スタンドカラー(立ち襟)シャツをデザインしていた覚えがあります。その多くが(私見ですが)ネクタイを結ぶことを…
スエットの上下にブーツを合わせて、それがとてもエレガント。登喜夫さんのエスプリは組み合わせにも抜かる事無く発揮されていました。一つ間違えればミスマッチ、トゥーマッチに陥るギリギリのところの美しさに私は魅せられているのだと思います。 サルエル…
登喜夫さんのエレガントな持ち味を存分に活かしたのがHOMME DE NUITラインでしたが、中でも古典的なあつらえのテーラリングの美的感覚とは趣の異なる、ボディコンシャスなテイストを盛り込んだフォーマルはとても斬新でした。 ヒョウ柄のパンツです。前に3つ…
重ねTシャツは、’86春夏シーズンに登場した、着ることそのものがアヴァンギャルドの、「切り抜き」カットソーのシリーズです。白の半袖の上に黒のランニングを重ねて、裾を縫い合わせています(それぞれ単独では着られません)。ランニングの胸と背中には丸いカ…
2009(平成21)年もよろしくお願いいたします。 時計をはじめ靴やアクセサリーなど、いくつか手持ちのTOKIO by DOMON/TOKIO KUMAGAÏアイテムをご紹介させていただきました。12月に’80年代っぽい(私見)メタル製マネキンを入手することができたので、少しは当時…