Hommage a TOKIO KUMAGAI

パリをデザインの拠点とし、東京コレクションで発表を続けたファッションデザイナーの軌跡をたどります

2012-01-01から1年間の記事一覧

グラフィカルなアクセサリー

蝶タイとスカーフの水玉は白ではなくてゴールドとベージュです。Some Graphical accessories

GUEN-MAÏ

登喜夫さんが時々通っていらしたマクロビオティックのお店「ゲンマイ」でランチを頂きました。 ☆ GUEN-MAÏ J’ai déjeuné dans une cantine macrobiotic où Tokio a fréquenté. ☆ GUEN-MAÏ I had a lunch at the Parisian macrobiotic cantine where Tokio so…

『ハイファッション』1987年8月号 No. 160(四・終)

(前項からの続き) トキオ、ロジェ・ヴィヴィエをオブテールに訪ねる カムバックした靴のクチュリエ− 僕は靴を作るとき、デッサンから始めたり、フォルム(木型)の上でラインを決めた後、イタリアの専門家に任せてしまう。テクニックのことはゼロなんだか…

『ハイファッション』1987年8月号 No. 160(三)

現在もパリを代表するエレガントな靴作りをするメゾン、ロジェ・ヴィヴィエRoger VIVIER。現在はブルーノ・フリゾーニBruno FRISONIがデザインを、イネス・ド・ラ・フレサンジュInes DE LA FRESSANGEがアンバサダーを務めています。創始者のヴィヴィエ氏が一…

KCIギャラリー

京都、平日のみの閲覧ですが、トキオクマガイの靴が70点も一同に見られるまたとない機会です。以下、KCI公式サイトより転記しました。 ***** KCIの収蔵品を展示する《収蔵品紹介》シリーズ。第9回の今回は、「Tokio Kumagaï」の作品をご覧頂きます。 20…

『ハイファッション』1987年8月号 No. 160(二)

パリのトキオ 文:堤 邦子 (前項よりの続き) 「長い青春が終わったのですね」「いや、こんなにいい状態が続くはずはないと予感したのです。それで悪くならないうちに何かを建設しようと考えた」彼は建設という言葉をつかったが、おそらく彼がそれまで他か…

『ハイファッション』1987年8月号 No. 160(一)

デザイナーズ・スペシャル トキオが作るもの、トキオを作るもの。(構成:熊谷登喜夫) ずっとご紹介したかった、『ハイファッション』の特集記事です。パリのトキオ 文:堤 邦子 仙台という都市を私は知らないので、幼年時代、少年時代の熊谷登喜夫が感覚的…

『ハイファッション』1987年2月号 No. 154

登喜夫さんの時計のスペシャルヴァージョンがありました。 ***** Event ファッショナブルなゴールド・ジュエリーを提案する、 第3回ジャパン・ゴールドジュエリー・フェア JAPAN GOLD JEWELLY FAIR ゴールドが一段とおしゃれになってきた。ファッション…

『ハイファッション』1987年3月号 No.155 (五・終)

自由になりたいという本能が、ほんとうの豊かな時代をつくる。 小池 都市が平均化していく、という現象が今あるでしょう。とても日本的な特徴だと思う。はっきりわかるのは、ブチックなんです。ブチックデザインの類型化というのを考えてみると、ビルのこと…

『ハイファッション』1987年3月号 No.155 (四)

伝統はいいものだけど、それぞれのとらえ方で新しいものを持ち込むエネルギーが若い人に欲しい。 熊谷 パリもそうだし、こっちもそうなんだけど、ある時期から、他の人と一緒の洋服を着ちゃいけない、洋服も一つの自己表現の方法であるという考え方が出てき…

『ハイファッション』1987年3月号 No.155 (三)

男も女も年齢にとらわれず、年齢を固定しないことで、逆に美しくなる。 三宅 これからみんな長いこと生きていくわけですよ。それに対して、お年寄りファッションを作ったらどうか、じゃなくて、人間が生きていくことはどういうことなのかという部分を、これ…

『ハイファッション』1987年3月号 No.155 (二)

さまざまな地方、さまざまな人間の、さまざまな違いを認めたい。 熊谷 ヨーロッパで今出てきている、リージョナリズム(regionalism = 地方主義)という発想はおもしろいと思う。つまり、地方性をどうするかという問題ね。これはファッション界だけではない…

『ハイファッション』1987年3月号 No.155 (一)

夢のようなメンバーで実現した、この対談。未来を鋭く予見するデザイナーの視点にはただただ驚くばかりです。そして彼らの見た理想と、現在のギャップにも、今を生きる私たちには顧みることが多いのではないかと思います。一章ずつご紹介していきます。 **…

『ハイファッション』1985年 Fashion Impact

TOKIO KUMAGAIのシューズ・アート。 熊谷登喜夫が初めて靴をデザインしたのは10年前。フィオルッチのための金と銀のバスケットシューズで大ヒットした。’80年からオリジナルブランドでパリで売っているTOKIOの靴は、やっぱり前衛的だが、形はシンプルでベー…

腕時計・初期モデル

トキオクマガイブランド立ち上がりの時にSEIKOから発表された腕時計の第一弾のモデルを譲っていただくことができました。 丸い文字盤と中央が幅広になっている革ベルトは、この初期のモデルにしか採用されませんでした。その後型数が減り四角い文字盤でベル…