2010-01-01から1年間の記事一覧
この場も含め、本年も色々な方と出会うことができたことを感謝しています。皆様にとって新年が素晴らしいものになりますよう心よりお祈り申し上げます。 Facebookでトキオクマガイのファンページを開設しました。お手持ちのアイテムの写真を投稿してくださる…
いつのコレクションかはわかりません。黒の柔らかいヌバックを表革のパイピングをつけながらUチップのフロントにしつらえ、ゴムバンドで編み上げています。 ☆ Derby en ruban d’élastique pour femme Je ne peux pas supposer de laquelle collection elles …
TASCHENより刊行の『ファッション―京都服飾文化研究財団コレクション』掲載写真を中心に、1950年代以降のアーカイブを追加して、拡大機能も備わった充実のリニューアルになりました。 80年代のアーカイブでは登喜夫さんの「食べる靴」シリーズより神戸牛の食品…
ヴィジュアルブックにも登場している、'87-'88秋冬のアシンメトリジャケットのセットアップです。ノーカラーとノッチドラペルの襟元のジャケットは裾部分に大胆に折り返せるボタンがついています。黒地にフリーハンドのような、細い赤いラインでペンストライ…
おかげ様で色々と追加情報を頂きましたので、“登喜夫さん相関図”を更新しました。情報量が多くなりましたので、日本語とアルファベットと版を分けました。また、ご登場者の現在のご活動に関しては前回の図作成以降ほぼ変更がありませんので今回は盛り込んで…
巻頭特集より、文/日下部亮氏、撮影/沢渡朔氏、コーディネート/青柳光則氏、グルーミング/岡崎聡氏、モデル/小林猛氏。ランウェイでも存在感をアピールした小林猛氏が貫禄の面持ちで表情の全く異なる2ルックを着こなしておいでです。肖像権の関係でお…
掲載ページより4ルックをご紹介します。変形ダブルフロント―ロングジャケットやダッフルに見られます―はこのシーズン発表された代表的なデザインです。マオカラーコートに合わせた、股引をデザインしたようなスーパースリムパンツも当時新しいシルエットでし…
京都のブティックの設計をされた上里義輝氏(故人)の軌跡をまとめた特集が組まれている隔月刊インテリア・マガジン『コンフォルト』誌より、武田好史氏の文章をご紹介いたします。(下記文中カッコ内は原文のルビ表記) ***** 空間の猟人(かりうど)…
岩立さんからおうかがいしたお話を続けます。(一部敬称略) '80年代にJUNが発表した『Qu’en』というトレーニングウェアがありました。技術提携のある中国の工場で制作したラインで、後染めにより20数色のカラーバリエーションを持つとても個性的なラインナ…
TOKIO by DOMONとTOKIO KUMAGAÏ両ブランドの登喜夫さんのブレーンとしてクリエイションに参加していらした岩立マーシャさんとお会いしました。(以下一部敬称略) 岩立さんは’70年代、フレンチシェフ熊谷喜八氏と「シルバー・スプーン」を開店。その後広告や…
KCIデジタルアーカイブのTOKIO KUMAGAÏ作品を閲覧してきました。 アーカイブには合計700点以上の作品が登録されていますが、分類方法により一足の靴でも右/左それぞれを1点とカウントしているピースがいくつかありましたので、実際にご所蔵なのは650点前後…
祇園のお茶屋さんがブチックに「TOKIO KUMAGAÏ 京都ネクサス店」。 Photographed by Soichi MURAZUMI ファッションビルといえば、コンクリート打ちっぱなし、というスタイルが日本中を埋め尽くしてきた今、京都にTOKIO KUMAGAÏのブチックがオープンしたジョ…
切り抜いてしまったのでいつの号か記憶にありませんが1987年春夏コレクションの撮り下ろしヴィジュアルです。写真は小林和弘氏、ヘアはokayama yukihiko氏。 このショウのランウェイで最初に登場したのがお歳を重ねた女性で、若くて体型が整ったモデルが席巻…
'86春夏コレクションの、足入れのカッティングが深くアイレットが10個も並んでいるマニッシュなレースアップシューズです。パンチングは通気性やデザインとともに、革に更なる柔軟性と軽さを与えているのではないか、とこの靴を手にして思いました。 ☆ Chaus…
私がブログを立ち上げる前からwebで登喜夫さんの事をご紹介していらしたroseaさんが今般色々とアップデートしておいでです。 *"TOKIO KUMAGAI" http://www.d1.dion.ne.jp/~rosea/tkumagai/kumagai1.html *ブログ sky plant -blog http://skyplant.blogspot…
『high fashion』誌は今年の2月販売号で惜しくも休刊になり、その後インターネットマガジン high fashion ONLINEとメディアを替え質の高いファッション情報を提供しています。休刊に伴い著作権が消失したと見なして、我妻マリさんに紹介いただいたこちらの記…
1997年に創刊された季刊誌『シューフィル』の存在を私は知りませんでした。靴を文化としてアピールするコンセプトのもと、故高田喜佐さんが連載をお持ちでいらしたり、シューズデザイナーを紹介する特集が組まれていたり魅力にあふれる雑誌です。 その第8号…
ルーヴル美術館のすぐ側に装飾美術館があり、館内には服飾服装美術館/広告美術館が併設しています。服飾服装美術館は常設展示を持たず年2回ほどテーマ性のある企画展を開催しています。4月から始まっている'Histoire idéale de la mode contemporaine vol.…
コレクションテーマの一つがアートだった‘82春夏の、コクトー(ピカソという見解もあります)のドローイング風の横顔が前面に入っているパンプスです。白の表革に黒でパイピングを施して甘さを抑えてあります。かかとのシーム上部にもほんの少し黒のアクセン…
'87-'88秋冬コレクションのトレッキングブーツです。表革のモデルはイメージブックにも掲載されていて知っていましたが、イタリア生産にはこのような型押しレザーやナイロン使いのモデルもあったようです。 ビブラムソールでとても軽く、型押しレザーもウロ…
*おそらく登喜夫さんご自身のデザインではないと思いますがご紹介します。 vide-grenier(市民フリーマーケット)で見つけたフラットシューズです。甲部分を大きくカットして、ゴムをTの字に配してあります。マニッシュとフェミニンの両方が上手く混ざって…
甲の中心に1本ジップを配しただけのミニマムなプレーントゥです。木型はとてもクラシックですがジップの効果なのか、とても未来的な印象があります。レディースではハラコのフラットシューズで同様のデザインが見られましたがメンズでも同じデザインのピース…
イタリア生産ライン(以下[伊])のメッシュの紐靴を譲っていただきました。手持ちのhommeライン(日本生産ライン、以下[h])のメッシュ紐靴と並べ比較検証してみました。 [h]のレザーテープはとても薄いのに対して[伊]は厚め。編み地も[h]はとても立体感があ…
ご存知の方も多いと思いますが、イギリスのファッションデザイナー、アレキサンダー・マックイーンAlexander McQUEEN氏が亡くなりました。登喜夫さんが世を去ったのと同じ、享年40歳でした。ご冥福をお祈りいたします。 ☆ R.I.P. Alexander McQUEEN Il est v…
美術書専門オンラインショップ安田書店さまから'86春夏シューズコレクションのヴィジュアルブックが届きました。 レイアウトを服のコレクションブックと同じBernard BESSAIT氏が手がけているせいか体裁は同様にB4サイズで合計15ページ、7点の靴が登場してい…
登喜夫さんの最初の靴のコレクション、'81春夏の伝説のピースを譲っていただくことができました。 正面はレザーのリボンをクロスさせたサンダルスタイルですが、ヒールがギザギザにカットされていてまるでアジアの仏塔のようです。 ドイツオランダ皮革工芸博…
本年もよろしくお願い致します。 昨年譲っていただいた赤のナイロンのリュックサックです。(赤はナイロンバッグシリーズでも比較的後期になって登場した色だと記憶しています)同じ型で黒のナイロン製を愛用していました。洋梨形というか、オーガニックなフ…