Hommage a TOKIO KUMAGAI

パリをデザインの拠点とし、東京コレクションで発表を続けたファッションデザイナーの軌跡をたどります

2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『ハイファッション』1987年8月号 No. 160(四・終)

(前項からの続き) トキオ、ロジェ・ヴィヴィエをオブテールに訪ねる カムバックした靴のクチュリエ− 僕は靴を作るとき、デッサンから始めたり、フォルム(木型)の上でラインを決めた後、イタリアの専門家に任せてしまう。テクニックのことはゼロなんだか…

『ハイファッション』1987年8月号 No. 160(三)

現在もパリを代表するエレガントな靴作りをするメゾン、ロジェ・ヴィヴィエRoger VIVIER。現在はブルーノ・フリゾーニBruno FRISONIがデザインを、イネス・ド・ラ・フレサンジュInes DE LA FRESSANGEがアンバサダーを務めています。創始者のヴィヴィエ氏が一…

KCIギャラリー

京都、平日のみの閲覧ですが、トキオクマガイの靴が70点も一同に見られるまたとない機会です。以下、KCI公式サイトより転記しました。 ***** KCIの収蔵品を展示する《収蔵品紹介》シリーズ。第9回の今回は、「Tokio Kumagaï」の作品をご覧頂きます。 20…

『ハイファッション』1987年8月号 No. 160(二)

パリのトキオ 文:堤 邦子 (前項よりの続き) 「長い青春が終わったのですね」「いや、こんなにいい状態が続くはずはないと予感したのです。それで悪くならないうちに何かを建設しようと考えた」彼は建設という言葉をつかったが、おそらく彼がそれまで他か…

『ハイファッション』1987年8月号 No. 160(一)

デザイナーズ・スペシャル トキオが作るもの、トキオを作るもの。(構成:熊谷登喜夫) ずっとご紹介したかった、『ハイファッション』の特集記事です。パリのトキオ 文:堤 邦子 仙台という都市を私は知らないので、幼年時代、少年時代の熊谷登喜夫が感覚的…